みんかふぇは6月に3年目を迎えました!

2018年6月に葛飾区白鳥地区にオープンしたコミュニティカフェ「みんかふぇ」は、今月オープンから丸2年が経過し、3年目を迎えました。

「みんかふぇ」は、新型コロナウィルスの感染症対策のための小中高校の休校措置を受け、3月よりカフェと子ども食堂の営業を停止し、給食代わりのお弁当を配布してきました。6月から近隣の小中高校が再開されることから、お弁当の配布は給食の再開に伴い終了し、子ども食堂も安全を担保した形で再開できるように体制を整えているところです。お弁当の配布に際して、たくさんの方からご寄付をいただき、本当にどうもありがとうございました!

私は、4月に入り電車通勤を避けるため神田の事務所に出勤せず、自転車で通える「みんかふぇ」に週に1回程通っていました。「みんかふぇ」にいると、色んな方が訪問してきます。

お母さんと一緒にお弁当を取りに来た女の子は、「大坂さ~ん!」と、手を挙げてハイタッチをしようとしてきますが、「う~ん、今は出来ないの、コロナが落ち着いたらね!」と泣く泣くお断り。お弁当の配布を継続させるために、感染症対策には特に注意をしてきたので利用者さんと二言三言お話ししますが、基本的に外で配布し接触を極力避けるなどの配慮をしてきました。

別の日には、近所に住む常連のおじいさんが、「こんにちは!」と外から声をかけてきてくれました。「元気にされているか、気になっていたんですよ!」と、カフェは営業していないので、お店の外で立ち話。お元気そうなお顔を拝見して安心しました。

また別の日には、「今は、子ども食堂はやっていないみたいだけど、お米とか必要かな?」と連絡が入り、お米を寄付しに来てくださったり。ボランティアの方が帰り道に立ち寄ってくれた日もありました。

1年前は、みんかふぇ担当の大坂より、「あまりお客さんが来なくて…。」と聞いていましたが、みんかふぇに通うようになり、徐々に地域の人びとに認識されはじめ、「みんかふぇ」のような場所が必要とされていることを強く感じました。

利用者さんも、支援者さんも、ふらっと気軽に立ち寄れるような場所が、地域のセーフティーネットの一つとして大きな役割を担うのではないかと思います。

とはいうものの、みんかふぇが目指す『人と人が支え合える地域づくり』はまだまだ道半ば。

新型コロナウィルスの感染が収束しても、以前と同じような形で運営していくのは難しく、ポストコロナの社会で何が求められているのか、地域の人びとの気持ちに寄り添いながらどういった形で運営していくべきかを考えていきたいと思います。

職員やボランティアさんのアイディアで少しずつカフェらしくなってきました。

子ども食堂がある日は、調理ボランティアさんが食事を作っていました。

野菜やお米などをご寄付いただき、子ども食堂で活用したり、かつしか・子ども食堂居場所づくりネットワーク内で家計の苦しい世帯に配布してきました。

みんかふぇで勉強する子どもたち。以前の様に運営するのは難しいかもしれませんが、また子どもたちがホッとできる場所を作っていきたいと考えています。

(みんかふぇ 小栗 清香)

※この事業は皆さまからのご寄付と「ゴールドマン・サックス緊急子ども支援基金」のご支援を受け実施しています。